群馬県の防災ヘリが墜落し乗員9人全員が犠牲になった事故から3年が経ち、墜落現場近くに新たに建てられた慰霊碑の前で追悼式が営まれました。
群馬県の防災ヘリ「はるな」は2018年8月10日、登山道の視察中に中之条町の山中に墜落し、乗っていた県防災航空隊と吾妻広域消防本部の職員あわせて9人が死亡しました。
事故から3年が経ち、現場近くの渋峠では追悼式が営まれました。式には遺族や県の関係者ら約50人が参列し、まず1分間の黙とうが捧げられました。
続いて山本知事と遺族によって新たに建てられた慰霊碑の除幕が行われました。慰霊碑は遺族の要望で墜落現場近くに建てられたもので、殉職者9人の名前や再発防止の誓いが刻まれています。
慰霊碑は県消防学校にも建てられ、事故の風化を防ぐとともに後世にその教訓を伝えていきます。